親離れ・子離れの時

長女は大学生、次女は高校生。まだまだ子どもだけど、すっかり大人な部分もあって、同性の親子らしく、私のことは「ママ」でもあるけど、既に「一人の女の人」として見ている部分もある。

自分の勝手な思いだけど、そんな彼女たちに見せたいのは「一人の女の人」として生きることとは、という姿。「親として」「妻として」だけではなく、「一人の人間として」。私は今その過渡期にあって、もがいてる最中。

「親として」の我慢は、私的には我慢には入らない。「子の親」という事実は死ぬまで変わらないから。「母」という女性性を持ち出して言われるとちょっとしんどい時もある。

でも「妻として」の部分は…どうなんだろう。「妻」だから「我慢しなければ」になると、それは正直言って「嫌だ」。自分という一人の人間ではなく、妻という立場の方が重視されているようで、「なんだかなー」でしかない。

子どもらが今後もし結婚したとして、パートナーを持ったとして、「妻だから」という理由で制限があったり、我慢があったりして、耐えられないと思ったら逃げても良いんだよ、と教えたい。

感覚的には不登校と同じ。学校に合わせるでもなく、友達に合わせるでもなく、あなたが息をしやすいところに行けば良いんだよ、ってこと。世間の常識や周りの評価がどうであれ、「自分」を大切にして生きて欲しい。自分の身体、自分の精神。きっとそれを受け入れてくれる人や環境があるから。

他人軸で生きたくない。それは例え「子ども」であっても、もうモノが分かる大人、稼ごうと思えば稼げる年齢である以上、子どもを軸にして、子どもを言い訳にして生きたくない。それは私からすると責任転嫁でしかない。相手を悲しませることになっても、自分の行動に責任を持ちたい。

「悲しませたらごめんね。それでも私はこうしたい。」

会社でも、家族でも、友人でも、それは同じ。

それぞれが独立する、親離れ、子離れの時期。子ども達の前に立って守る時期はとうに過ぎ、あとは「後ろ盾」として「何かあれば、いつでも言っておいで。帰っておいで。」と言える親でだけありたい。

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